検品基準について
当店では、ご注文いただきました商品を各窯元にて検品し、お客様へ発送しておりますが、
窯元で作られる作品、特に土ものと言われる陶器は、手作業で作られているため、土や釉薬、焼きの違いによって個体差が生まれます。
1250℃から1300℃で焼く焼き物はひとつひとつに違いがあり、それこそが個性や温かみのある風合いを生み出し、その器の価値を高めています。その焼き物ひとつひとつの味わいを楽しんでいただければ幸いです。
焼き物は、天然原料で製造しているため、製造工程上、鉄粉、ピンホール、釉薬の色合いやムラ、歪みの現象が発生します。窯元の検品を通過したこういった現象の商品は上記のような個体差として認識し、返品・交換をお受けすることはできません。ご了承ください。
また色味などは、お客様のお使いのモニターの設定や照明により実際とはことなる場合がございます。こういった事由についても返品・交換はできませんので、何卒ご理解くださいますよう、よろしくお願い致します。
【返品・交換にならない個体差による例】
【ピンホール】
釉薬の表面にできる1ミリほどのへこみ
釉薬厚みや溶け具合、土の粗さや有機物によってできる場合があります。
【鉄粉】
土や釉薬に含まれる鉄分が器表面に出てくる現象です。
【貫入】
釉薬の種類や溶け具合、素地と釉薬収縮率の違いなどにより、釉薬にヒビができる現象です。
【呉須などの顔料のにじみ】
柄を付けるための顔料が釉薬の溶け具合により滲みが生じることがあります。
【釉薬の垂れ】
釉薬の掛かり具合、溶け具合により、釉薬が流れることがあります。
【色ムラ、色合いの違い】
1250℃~1300℃で焼かれるため、窯内の雰囲気や温度差によって、色ムラや色合いの違いが生じることがあります。
【銅判転写技法による柄の重なりやカスレ】
銅判転写技法による絵付けでは、銅判の重なりや銅判の乗り具合によるカスレが起こります。